今月7日、復刻ユニホームシリーズで巨人OBでは最高齢97歳の前川八郎氏が始球式を務めた。
前川氏は、復刻ユニホームが着用された1936年に巨人入団。スタルヒンに次ぐ、2代目背番号「18」。
38年まで3年間で18勝を挙げ、戦後は46年の1年間だけ阪急に在籍し3勝を挙げた。

マウンドからの投球は捕手まで届かず「本当は(捕手を)オーバーするぐらい投げたかった」
と笑顔を見せ、「69年ぶりのマウンドで、いい冥土の土産になった。先に冥土へ行っている
先輩たちへ、自慢してやりたい」と話していた。

http://www.daily.co.jp/baseball/2009/07/08/0002102495.shtml


前川八郎
現役時代は沢村やスタルヒンらと共に活躍。
現役引退後に就任した滝川中学の監督として別所昭(毅彦)、青田昇を育て
戦後は新日鐵広畑の監督として都市対抗で優勝
その後、正松太郎に請われる形で巨人のスカウト部長に就任してV9の基礎を作り
巨人退団後、70歳過ぎるまで堀越高校野球部で監督、部長を歴任

前川八郎の逸話
沢村は後に夫人となる恋人優子によくラブレターを出したが、中身はジャイアンツの投手前川八郎(国学院大の国文科卒業)、
封筒の宛名は中島康治(松本商業‐ジャイアンツ)が書いていた。
最初はジャイアンツで一番字がうまい中島に白羽の矢が立ったが、「そんな甘ったるい文章は書けん」と断られ、宛名だけ書いてもらい、
結局前川が「シラノ・ド・ベルジュラック(鼻が極端に大きくてそのコンプレックスでまともな恋愛ができない主人公が、
色男とヒロインの恋愛を取り持つうちに、ヒロインにのめりこんでいく喜悲劇。)」の劇の脚本を参考にして代筆したという。


冥途もいいけど、このまま100まで生きてまた始球式をしてほしいですね。

コメント

nophoto
いかわ
2009年7月24日21:08

この始球式はニュースで見ました。結構まともな球を投げてましたよ、97歳にしては。それにしても「69年ぶりのマウンドで、いい冥土の土産になった。」って、よく考えたらすごいよな。第二の人生が69年も続くわけだから。普通に69歳までに死ぬ人も結構いるのにね~。三年後、100歳での始球式に期待しましょう。

きょうそ
2009年7月24日22:55

97歳にして背骨がぴんとまっすぐ立ってるのが素晴らしい。
うちのばーちゃんは同じくらいの年で背骨が圧迫骨折しちゃったからなぁ。
できればこういう年の取り方がしたいもんだ。

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